江の島沖のダイオキシン

荏原製作所がダイオキシンを引地川に垂れ流していた、
朝日新聞2000/5/13の記事で
「神奈川県環境農政部・・・・富士見橋付近のフナから1グラム当り39ピコグラムを検出した・・・・江の島沖の太刀魚が8.1ピコグラムと高かったものの、特産物のシラスは最高0.7ピコグラムだった。「特段の心配のない数値」としている。・・・・すべてのデータが出そろう今月末をめどに有識者の会議を開き安全宣言を出す方針だ・・

・・宮田秀明摂南大学教授の話 ダイオキシン類が蓄積されるのは底質部分だが、この調査ではサンプル数が少なくただちに問題がないとは言えないのではないか。雨の日に水質のダイオキシン濃度が上がっているのも底質がかくはんされたためと見られる。こいやフナで濃度が高いことをみても底質が汚染されている可能性は高い・・・」

と書かれている。

富士見橋は荏原製作所より約2km下流であり、そこから海岸までも2kmくらいであり、引地川河口の流出方向は江の島に向いており、ダイオキシンは江の島の西海岸に沈殿する地形である。
この辺で取れた太刀魚が8.1ピコグラムなら、アマダイの生活環境は底質で有るため、その数倍はあっても不思議ではない。

!!!《アマダイのダイオキシン濃度を調べてくれ》!!!

我家ではアマダイを 3匹/回×5回/年×7年÷4人=26匹/人は食っている勘定である。そのほかにの赤ボラ、トラギス、鬼カサゴ等を食っているので5割増しとすると約40匹となり、1匹当り300gとすると累積12Kgを食べたことになる。
どうりで最近めっきりダメになったような気がするが、そのせいか。

この値は環境ホルモンのために子供達の生殖機能に、如何影響するのか?精子は減少するくらいで済むのか?孫にベトちゃんドクちゃんが生まれないだろうか。


魚友の会 地野之浩さんの話
恐らく、沖ではダイオキシン濃度は無視できるレベルだと思います。
一般に一番高いのは平野を流れる大河川の河口で海に出てしまえば希釈されてしまいます(旧ソ連は日本海にものすごい量の放射能を捨てていました)。
それと、ダイオキシンは日光などで分解されず環境に蓄積し続けることが一番恐ろしいことで、即悪影響というレベルではないらしいです。
後世への責任としてこの問題を改善していかなければならないと思っています。

東京湾でも、隅田川の河口、埼玉では荒川下流が最も濃度が高いのですが、それぞれ地元では毎日のように魚を釣って食べているひとがいます。
高齢の方が多いので大丈夫なので、子供や妊婦さんにはちょっとまずいと思いますけど。

あと、面白いのは、東京湾の大きい河口には干潟がありますが、そこでの微生物や貝やゴカイなどが食物連鎖で、いわゆる毒物の生物濃縮が起こるわけですが、それを渡り鳥が食べて飛んで行くのが毒物の除去システムだと言う話を聞いた事があります。

渡り鳥なら良いんですけど、一年中食べているサギやウなどは最悪です。
相当な量が貯まるようで、親鳥が餌を食べずに卵を暖めていたりすると、皮下脂肪中に貯まったダイオキシンが血液中に出て来て死ぬらしいです。

 

2002年3月31日朝日新聞 神奈川版より
藤沢の引地川、貝のダイオキシン汚染
12カ所中「最悪」 市民が全国調査
 市民によるムラサキイガイのダイオキシン濃度の全国調査で、藤沢市の引地川河口で採取された検体の濃度が最も高い事が30日分った。藤沢市民会館で開かれた「引地川汚染事故2周年報告集会」で報告された。
 報告したのは環境総合研究所副所長の池田こみちさん。サーファーを中心にした全国調査のうち、大阪、神奈川、愛知など6府県の12の海域で採取された検体の濃度速値が公表された。
 ダイオキシンの中でも蓄積性の高いコプラナPCBの比較では、同川河口の検体から1グラム当たり1.78ピコグラムのダイオキシンが測定され、最も高かった。コプラナのほかフランを含むダイオキシン類濃度は引地川の検体が3.08ピコグラム、相模川河口が2.36ピコグラムだった。
 県が29日に発表した同じ調査では、引地川で2.4ピコグラム、相模川で2.0ピコグラムだった。
池田さんは引地川の水生生物の濃度が最も高い理由は荏原製作所の影響以外に考えにくい。総合的で継続的な調査が必要」と指摘した。


 県調査では「問題なし」 引地川
 県は、県内の昨年実施したダイオキシン汚染調査の結果を29日公表した。
 荏原製作所のダイオキシン流失が発覚した藤沢市の引地川周辺調査では「問題がないと」結論づけた。しかし、
相模湾の底質調査では前年に続き、湾央部で最も高い濃度が検出された。
 産廃会社「エンバイロテック」(綾瀬市)がある引地川上流域では、土壌汚染が改めて確認された。
 河川調査では、12地点で水質の環境基準値(1リットル当たり1ピコグラム)を超えた。平塚市の八幡排水路や海老名市を流れる目久尻川水系では、汚染の原因企業が判明し、改善を求めた。



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