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クルーザーと釣り船 平成14年4月29日 人間ドッグで同室だった、そば屋のご主人の話です。 この人は大変な釣り好きで、そば屋の休みには必ず船宿に通っていたそうです。 それからは好きな釣りも止め、代わりに船舶免許の勉強をし、とうとう船舶免許も取得し、夢にまで見た念願のクルーザーも購入しました。そして休みには得意先や、友人を集めてクルージングに出かけたそうです。 マリーナーからクルーザーを出し、マークしておいた海図のポイントに向かいました。そこで釣り始めましたが全く釣れません。仕方なく漁船の集まるポイントの近くまで行きましたが、操船が下手なために接近できません。結局ここでも釣れませんでした。 次回は良い思いができるだろうと、疲れた体を引きずって、クルーザーの掃除と後始末。 こんな状態で何回かの釣行しましたが、だんだん一緒に来てくれる人も少なくなりました。クルーザーは何人かの人の力を借りなければ出航できませんから、自由に釣りに行けなくなりました。「・・そんな馬鹿な」 結局、夢にまで見た憧れのクルーザーでしたが、ご主人は手放すことを決意したそうです。 混んでも、船長に怒鳴られても、なんて船宿は良いのだろう。必ず釣れるポイントに連れて行ってくれるし、疲れた体を引きずって後片づけをしなくて良い。それに金もかからない。 お金持ちの遊びは楽しそうに見えますが、貧乏人の遊びの方が本当は面白いのではないのでしょうか。 |