アサリ剥き

カワハギの餌は、アサリの身以上の餌はないだろう。
私も青イソメ、イカ、サバの切り身などを試したが餌持ち、食いともアサリには敵わない。

このアサリは、出船前の1時間くらい前から剥き出す。
200から300個位を剥くのであるが、1個10秒とすると3000秒、すなわち50分を要する事となる。
しかし、ベテランは30分くらいで剥き終る。

自分で剥いたアサリと袋詰めのアサリと食いは違うか。答えはさほど変わらない。
ただし袋詰めのアサリはプロのおばさんが剥いて即冷凍した物ばかりとは限らない。前日の釣行したが手付かずの袋詰めのアサリが混じっていることがある。
このアサリは腐っていてヌルヌルしていることがある。こうなれば1日を棒に振ることとなる。

やはり、カワハギはストーブで暖を取りながら、今日の戦略に思いを巡らせ、肝を潰さないように丁寧に、素早く剥いて行くところに、趣がある。


カワハギは引かないか?

カワハギ釣の難しさは、音もなく餌を掠め取って行くことにある。

以前三崎港の防波堤で、ヘチ竿に2Bくらいのガン玉を付け、カワハギを釣ったときは、ヘチ竿が大きく曲がる当たりが必ずあった。つまりカワハギはこの条件では大きく引くのである。

船と防波堤とは何が違うのか、片や25号=100g、片や2B=2g、この差は竿の感度差に通じる。つまり25号オモリの道具立てでは、カワハギが餌を取ることを感じることが出来ないのである。

カワハギだって25号の付いている餌と、2Bのついている餌では違和感を感じる度合いが違うでしょう。

ではどうすれば餌取を感じることが出来るか。


2段オモリ釣法

2段オモリ釣法とは、カワハギ釣に用いられている集魚板(中オモリの役目)と25号のオモリを2つのオモリと考えることにある。つまり25号の下オモリは底に着け中オモリ(5号以下)の重みで当たりをとるのである。その理由は上に書いたカワハギはある条件では大きく引くことにあります。

この時の竿の硬さが重要であり、5号オモリの動きを感じる穂先の柔らかさと先調子でありながら、カワハギの鋭い引きをかわす弾力を持つ胴調子の竿である。カワハギ竿の難しさの所以である。

この釣法の中オモリは、集魚板より固定した中通しオモリのほうが都合が良い。
またこの釣法は、基本であって船が揺れてる時や潮の流れが早い時には通用しない。


カワハギは餌取名人にあらず

以前あまりにも餌取が激しいのでフグのカットウ針を使ってその正体を調べてみた、釣れる釣れる。

キタマクラ、サバフグ、ワッペンカワハギこんな物が海底にワンサカ居たのでは、餌は一溜りもないはずだ。

これらの魚はカワハギよりも数段餌取が上手い。これをカワハギの所為と勘違いしてはいけない。

 


タタキ釣はどのような時に使うか

一般的なカワハギの釣り方としては、竿を上下に揺らした後、竿を止め、ゆっくり上に誘った時にグッグと針掛りする釣り方である。見ていて如何にも釣ったと実感させられる釣法であるが、その真意を知らずに真似てもそうはいかない。

魚が食い気のある時は、底立ちを確認している数秒のうちに餌がなくなる。その後では、いくらタタキ釣をしてみても餌がないのだから釣れる訳がない。

タタキ釣は底立ちを取る手段である。一挙にオモリを海底に落としたら間髪をいれず1mくらいシャクリ上げる。ここからタタキながら底立ちを取るのである。そのために底立ちを迄は、カワハギは餌を取る事が出来ない。
ここで徐に竿を上に誘うと残っている餌にカワハギが飛びつくのです。


投げ釣でカワハギ

あの餌取名人が投げ釣で釣られている。それも結構大きなカワハギが、何故そんな事になるのか。
投げ釣の仕掛けは吹流し形状なので、1方が開放されているためカワハギは餌をついばんだ時に何の違和感も感じないのではないだろうか。そのため餌を食わえたまま立ち去ろうとした時、オモリで止められ針掛りするのではないだろうか。

しかし、今使われている胴付仕掛けを片天仕掛にして場合、置き竿で釣れる可能性は高まるが、釣果的には大きく劣る事になる。やはり船釣りは、胴付き仕掛けが一番だろう。


カワハギの捕食行動

カワハギは底性の貝、エビ、ゴカイなどの動物性食物を捕る。捕食はムナビレと尾ビレを巧みに動かして上下左右、前進後退を自由に移動する。しかし、カワハギにもウイークポイントがある。

それは逆立ちして底の餌を啄ばんでいる時である。この状況では前進、上下左右に動けなく、唯一後退のみが許される。また重力に逆らった上、推進力のある尾ビレが使えない状況であるために、カワハギは餌を吸い込んだり吐き出したりすることなく餌を長時間(ホンの数秒だが)口にする事が多いのではないだろうか。

この状況では餌を底に這わせてあるために、当たりがない。しかし、カワハギは餌を口に頬張っているのである。


たるませ釣

たるませ釣は上のカワハギの状況を演出する釣法である。当たりがないのに餌を頬張っている。どうするか?

空アワセである。たるませ釣は 弛ませるー空アワセー弛ませるー空アワセの連続をし、カワハギを召し取る分けである。

これをカワハギを脅かさないように出来るだけ小さくユックリやる、この辺は実践で確認するして下さい。



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